Deer Wanのレビュー
美しく神秘的
ECMカーラーが非常に濃厚な作品。
Kenny Wheeler にはこのECMカラーが非常に似合う。
いや、もしかするとKenny Wheeler が自然に発散するカラーが、もともとECM的なのかも知れない。
Kenny Wheeler にはこのECMカラーが非常に似合う。
いや、もしかするとKenny Wheeler が自然に発散するカラーが、もともとECM的なのかも知れない。
1曲目のTp&Flugelの多重録音によるアンサンブルはうっとりするほど気持ちよく美しい。曲作りもいつもながら独創的でオリジナリティーがある。
ヤン・ガルバレクの参加は特に重要ではない気がする。
ECM・Kenny Wheelerが好きな人ならきっと満足できるはず。

Kenny Wheelerが作り出す幻想的な音世界に、浮遊感あふれるアバークロンビーのギターが絡まり、ガルバレクの冷たい叫びが突き刺さるという展開は、ECMファンならずとも、この時期のジャズフュージョンが好きな人にはぜひ聴いていただきたい豊潤かつ濃縮された時間です。タウナーのアコースティックギターはたった1曲のみの参加ですが、静かに燃え上がったメンバーたちに、ひとときの静寂と安寧をもたらす絶妙な働きを果たしています。逆の意味で、効果的なスパイスのようです。